81 巻 (1960) 3 号 p. 494-495
2-メチル-2-イミダゾリンの臭素化を行ない, 生成する臭素化物の構造ならびにその反応性について検討した。臭素化物の元素分析, 紫外線吸収スペクトルおよびアルカリ, アルコラートあるいはフェノールに対する挙動から 1-ブロム-2-メチル-イミダゾリンの臭化水素酸塩であることを明らかにした。また得られた臭素化物とアセトアニリド, シクロヘキセン,チオフェノール, ベンジルエーテルとの反応を試みた結果, それぞれかプロムアセトアニリド, ジブロムシクロヘキサン, ジフェニルジスルフィドおよびベンズアルデヒドの生成を認め, これによって臭素化物の臭素は臭素化の作用あるいは酸化作用を示すことを明らかにした。