81 巻 (1960) 7 号 p. 1109-1112
前報において四塩化炭素中でイソサフロールをオゾン化するとき,反応系から収率よくヘリオトロピンをうるための還元分解方法につき検討した。しらべた還元剤の中ですぐれた収率をあげたのは硫酸第一鉄,硫酸第一鉄アンモニウムおよびヨウ化カリウムであったが,いずれの場合も反応系中のオゾニドの還元分解は完全に行なわれなかった。またオゾン化の反応様式を変化させる添加剤としてピリジンおよびメタノールを用い,その影響を検討したところ,還元分解後におけるヘリオトロピンの収率にかなりの向上が見られた。