日本化學雜誌
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ルベアン酸による無機陽イオンの沈殿ペーパークロマトグラフィー(第1報)銅,コバ膨ト,ニッケルの分離
永井 災夫武藤 雅之
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82 巻 (1961) 6 号 p. 694-695

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抄録

ルベアン酸はアンモニアアルカリ性溶液中で銅,コパルト,ニッケルなどの金倒イオンとジィミド型の難溶性塩をつくる。この性質を利用してルベアン酸はすでにハン点分析試薬として胴いられているが,この性質はまた難溶性塩の溶解度の差によってクロマトグラムを形成させる沈殿クロマトグラフ系に用いることができる。希ルベアン酸溶液で処理したロ紙をさらにアンモニア蒸気にさらしてから,そのロ紙の申央に金属イオンを含む試料溶液を点滴し,これをアンモニアアルカリ性溶媒で展開すれば,金属イオンはロ紙上でルベアン酸と反応して錨塩をつくり,申心から同心円的に金腱イオン樽域を形成する。試料溶液中に含まれるコパルトイオンの蹴が銅イオンおよびニッケルイオンの量にくらべて減少してくると,ハン点分析ではコバルトの認知が囲難になってくるが,沈殿クロマトグラフ法を用いると各金属イオンの錨塩轄域の分離状態がハン点分析よりも向上するのでこのような場合でも検出が可能であり,また十分再現牲ある結果がえられる。

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© The Chemical Society of Japan
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