日本化學雜誌
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ラネー触媒によるアルデヒドコリジンの接触アルキル水素化反応
丸岡 昌路去来川 覚三九鬼 利郎伏崎 弥三郎
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82 巻 (1961) 7 号 p. 917-921

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抄録

アルデヒドコリジン (2-メチル-5-エチルピリジン,以下 MEP と略す)をラネー触媒を用いて,水素加圧下で接触アルキル水素化して,種々の N-アルキル-2-メチル-5-エチルピペリジン (以下 N-アルキルコペリジンと略記)を合成した。ステンレス製ふりまぜ式オートクレープに MEP,ラネー触媒およびアルコール類 (メチル,エチル,プロピル,ブチル,アミルおよびオクチルアルコール)を入れ,水素初圧力 80~110kg/cm2,反応温度180℃~210℃, 反応時間 1~5 時間で反応を行なった。
触媒としてはラネーニッケル,コバルトおよび銅触媒を用い,とくに N-エチルコペリジンの製法について種々の反応条件の影響についてしらべた結果,ラネーニッケル触媒の場合は,反応温度 210℃, 反応時間 2 時間, アルコール量を原料 MEP に対して 1:2(モル比)とした場合に収率 70% に達した。ラネーコバルト触媒を用いた場合は,反応温度 235℃で 76% に達し,ラネーニッケル触媒を用いた場合よりも好収率で N-エチルコペリジンを得た。

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© The Chemical Society of Japan
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