83 巻 (1962) 5 号 p. 542-548,A34
マイレン酸,アジピン酸,イソフタル酸,プロピレングリコール系の不飽和ポリエステル樹脂について誘電スペクトルを測定し,樹脂の組成ならびにポリエステルの数平均重合度の影響を検討した。
緩和時間の温度依存性から緩和の活性化熱,活性化エントロピーを求め,これからセグメントの大きさを推定した。またcole-Cole円弧からエステル基の平均双極子能率を計算し,さらに緩和時間の分布状態を比較した。
以上の結果をイソフタル酸を含まない既報の樹脂の結果と比較して異同を明らかにするとともに,この種の樹脂の誘電緩和機構について総括的な考察を行なった。