日本化學雜誌
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アピエゾン-マレイン酸ジブチル混合固定相液を用いたガスクロマトグラフィーによるC1~C4炭化水素の分析
三宅 坦三戸岡 憲之
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84 巻 (1963) 7 号 p. 593-595,A39

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抄録

ジオレフィン類,アセチレン類を含むC1~C4炭化水素のガスクロマトグラフィーにおいて,アピエゾン-マレイン酸ジブチル混合液を固定相として,混合液の組成と試料成分の分配係数との関係について検討した。
混合液のマレイン酸ジブチルの濃度が高くなるにしたがって,不飽和度の高い成分ほど分配係数が大きくなる。成分の分配係数の対数と液体混合比の間には近似的に直線関係が認められ,その勾配にしたがって飽和炭化水素,モノオレフィン類,ジオレフィン類,アセチレン類に類別できる。
これらの結果を用いれば目的とする成分間の分離に適した選択性を有する混合液の組成を自由に決定することができる。
アピエゾン40%-マレイン酸ジブチル60%の混合液を用いれば,アセチレン,メチルアセチレン,アレンを他の炭化水素から分離することができる。また,37~63%の混合液は不飽和炭化水素に対して,フタル酸ジノニルとほとんど同じ選択性を有する。

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© The Chemical Society of Japan
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