88 巻 (1967) 12 号 p. 1316-1319
エゴノキの果皮から2種のトリテルペン, エゴサポゲノール A(1) および B(2) を単離した。(1) およびその誘導体の融点, 比旋光度, NMRスペクトルから, (1) はbarringtogenol C(theasapogenol B) と同一物質であることが判明した。さらに (1) の種々の誘導体のNMRスペクトルから, (1)のC-21, C-22についた水酸基の立体配置がC-21-β, C-22-α であることが決定できた。また (1) のトリアセチル体の無水物が (2) のトリアセチル体と一致することから, (2) はbarringtogetnol Dと同一物質であることが明らかになった。