日本化學雜誌
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メカノケミカル重合により得られたポリメタクリル酸メチルについての二三の検討
本岡 達橋詰 源蔵小林 正光
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1971 年 92 巻 12 号 p. 1144-1147

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抄録

縮合リン酸塩の摩砕による構造の変化いわゆるメカノケミカル効果を利用して得られたポリメタクリル酸メチル(PMMA)はポリマー中にリン原子を含んでおり,そしてその鎖長は摩砕の効果によって比較的短く,しかも分布範囲のせまいアタクティクポリマーである。また,その重合機構は縮合リン酸塩のP-O-P鎖の切断箇所を開始点とするラジカル重合であろうと思われる。

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© The Chemical Society of Japan
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