日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
アンモニアガスで活性化したポリ塩化ビニル炭の細孔構造
加納 源太郎堀田 紀好押谷 政彦水上 邦夫
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1974 巻 (1974) 11 号 p. 2052-2058

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抄録

ポリ塩化ビニル粉末を濃硫酸とともに約150℃で加熱して得た炭化物を窒素雰囲気中,900。Cで2時間熱処理してPVC炭を準備した。アンモニアガスによるPVC炭の活栓化反応は-次で,800~1000℃の範囲で見かけの活性化エネルギーは約42kcal/molであった。活性化PVC炭の細孔容積分布曲線から,細孔容積の増加は主としてミクロ孔領域において起こり,また細孔経の分布は活性化温度よりむしろ活性化にともなう重量減少の増加に依存してより大きい細孔径へと移動することを認めた。Dubininプロットから評価したミクロ孔容積の変化から,減量約50%にいたる間ではミクロ孔(4≦30A)の発掘ならびに発達が主であり,引きつづいて遷移孔(30A4300A)の発達が顕著であることがわかった.電子顕微鏡観察からPVC炭はよく発達したマクロ孔を有することを知った。

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© The Chemical Society of Japan
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