双子型熱量計を用いて,パラジウムブラックと担持パラジウムへの収着熱測定から水素の収着状態を検討した。
初期収着熱は,パラジウムブラックに対して18kcal/mo1,担持パラジウム(0.43wt%Pd-Al2O3,SiO2)では35kcal/mo1であり,水素の収着量が増加するにつれて収着熱は減少する。
また,収着熱および収着等温線の比較より,表面強吸着水素(Hs),内部溶解水素(Hd),分子状弱吸着水素(Hw)の3種類があることがわかった。担持パラジウムにおいては,表面強吸着水素種(Hs)はパラジウム担持量が増カ益するにつれて減少し,内部溶解水素,分子状弱吸着水忘種と異なり,脱離しがたいことが明らかになった。
一酸化炭素処理した試料では,表面強吸着siteが化学吸着した一酸化炭素によって被毒されることがわかった。