日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
担持パラジウム触媒によるエチレン水素化反応に対する一酸化炭素の被毒効果
山辺 常吉城野 勝博上原 勝鈴木 貞雄伊香輪 恒男
著者情報
ジャーナル フリー

1975 巻 (1975) 10 号 p. 1686-1689

詳細
PDFをダウンロード (266K) 発行機関連絡先
抄録

シリカアルミナ担持パラジウム触媒によるエチレン水素化反応に対する-酸化炭素の被毒効果を検討し,無被毒時の結果と比較した。触媒を-酸化炭素処理して強吸着-酸化炭素のみをパラジウム上に残留させた場合は,水素化速度Roは,Ro=PH,/(1KPc,H,)なる式で表わされた。また,見かけの活性化エネルギーE,は約10kcal/molであった。-方,気相に-酸化炭素を共存させた場合は,Ro=P,/Pcoであり,E,は20kca1/molとなった。さらに,-酸化炭素被毒触媒の活性がパラジウム表面積に比例していることが示された。反応速度式および活性と被毒-酸化炭素量との関係から,無被毒時に反応に寄与する吸着水素種は弱吸着種と強吸着種双方であるが,後者の方がより有効な吸着種であり,被毒時にはほとんど前者のみが反応に寄与していると結論した。

著者関連情報
© The Chemical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top