1975 巻 (1975) 6 号 p. 1058-1064
常圧流通式の反応装置によるWO3-Site触媒上のプロピレンとインブチレンの共不均化反応は,原料線速度によって大きな影響を受け,外部拡散律速に近いと見なされる。プロピレンとインブチレンのモル比が1の場合,3種の0次メタセシス,すなわち,プ律ピレン同志の反応,プロピレンとインブチレンの反応,およびインブチレン同志の反応の初速度比は,450°Cにおいて,180:70:1であった。この初速度比を説明するためには,3種のメタセシスを促進する活性点の数,あるいは有効表面積が外部表面積にくらべてきわめて小さく,かつ,それぞれの反応に対して違った値であると考えねばならない。他の因子も考慮して,触媒上には3種のメタセシスをすぺて促進できる活性中心,プロピレン同志,およびプロピレンとインブチレンの反応を促進する活性中心,およびプロピレン同志の反応だけ促進できる活性中心が存在レていると考えられる。
原料のプ戸ピレンとインブチレンめ比率を変えて行なった実験結果から,インブチレン同志の反応はプロピレンの存在によって抑翻される-方,プロピレンまたはかオレフィン同志の反応は,インブチレンの存在によって,むしろ促進されることが認められた。