日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
赤平炭を原料とする球形活性炭とヤシ殼活性炭の水溶液吸着特性の比較
北川 浩
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1975 巻 (1975) 9 号 p. 1631-1634

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抄録

赤平炭を原料とする球形活性炭についてフェノール,p-ニトロフェノール,2,4-ジクロロフェノール,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム,リグニンスルホン酸ナトリウムの吸着平衡吸着速度。固定層吸着における破過曲線を測定して,その液相吸着特性を調べた。
赤平炭を原料とする球形活性炭は市販のヤシ殻を原料とする活性炭に比較してフェノール類の濃度が400mg/1以下の平衡吸着量が少なかった。-方,分子径の大きいドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムとリグニンスルホン酸ナトリウムについては,赤平炭を原料とする球形活性炭の平衡吸着量は市販ヤシ殻活性炭のそれを大きく上まわった。吸着速度についても同様に赤平炭を原料とする球形活性炭はドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム,リグニンスルホン酸ナトリウムに対して市販ヤシ殻活性炭を上まわった。
固定層における吸着では,赤平炭を原料とする球形活性炭は市販ヤシ殻活性炭にくらべてフェノールの破過時間が短かったが,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトゾウム,リグニンスルホン酸ナトリウムの破過時間がいちじるしく長かった。
破過時間の計算値と実験値は17%以内の誤差で一致した。

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© The Chemical Society of Japan
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