日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
ビニルマグネシウムクロリドとカルボン酸の反応で生成ずるマグネシウムエノラートと酸塩化物,酸無水物,カルボン酸エステルの反応
渡辺 昭次藤田 力須賀 恭一小礒 英之
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1976 巻 (1976) 8 号 p. 1251-1254

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抄録

ビニルマグネシウムクロリドと安息香酸の反応からは1-フェニル-4-ペンテン-1-オンが選択的に得られるが,このさい反応中間体としてマグネシウムエノラート〔2〕が生成しているものと推定される。このものを加水分解することなく,つづけて各種の求電子試薬(酸塩化物,酸無水物,エステル)を反応させたところ,エステル体,ジケトン体などが合成できることを知った。たとえば中間体〔1〕に塩化プロピオニルをつづけて反応させたところ,1-フェニル-1,4-ペンタジエニルプロピオナート(収率17%)と2-アリル-1-フェニル-1,3-ペンタンジオン(収率27%)の混合物が得られた。

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© The Chemical Society of Japan
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