1977 巻 (1977) 12 号 p. 1899-1904
アタクチックポリプロピレン(APP)の流動層による熱分解を行なった。APPは溶解したのちで,窒気によって砂粒子を流動化した内径110mmの層内に連続的に供給した。APPの部分酸化によって,流動層温度を400℃から640°Cの範囲に十分維持することができ,APPはガスと油に熱分解された。
ガスと油の収量はそれぞれ7~36wt%と50wt%以上であった。得られた油の粘性,燃焼熱,沸点,分子量などの物理的性質と流動層の流動条件との関係を検討し,生成油が燃料油の代替物として十分再利用できることを見いだした。