活牲炭やカーボンブラックを,室温においてフッ素と反応させることによって,フッ素含有率の高いフッ化黒鉛が得られる。フッ素化反応速度におよぼす活性炭の細孔携造と表面官能基の影響を,熱重量分析とESCAを用いて調ぺた。活性炭に吸着したフッ素の一部はノ順ゲソ化物イオン(X-)を酸化する性質をもっているので,その割合をフッ化物イオン選択性電極とヨードメトリーによって定量した。残留化合物の官能基はIRスペクトルで調ぺた。
窒温における活性炭のフッ素化反応速度は,比表面積と表面官能基に依存している。また室温でフッ素化された活性炭は,ヨウ化物イオンだけでなく,臭化物イオンや塩化物イオンを酸化し,その牲質は長期間保存される。
フッ化黒鉛の収率は高温では低いが,活性炭をあらかじめ室温で反応させて,所定の温度に上げることによって高くなる。