日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
アメリシウム(III)の2-テノイルトリフルオロアセトン,8-キノリノールおよびクペロンキレートの液-液分配
和田 幹雄菅野 卓治
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1979 巻 (1979) 10 号 p. 1332-1336

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抄録

アメリシウム(m)キレートの分配に対する溶媒の影響を知るため,キレート抽出剤,2-テノィルトリフルオロアセトン(HTTA),8-キノリノール(オキシン,HOx)およびクペPtン(HCup),ならびにそれらのアメリシウムキレートの分配係数の変化を-連の不活性溶媒とイオン強度α1の過塩素酸溶液(pH3~5.5)の間で調べた。クペロンの分配係数を吸光光度法で求め,溶解度パラメーターで整理できることを明らかにした。アメリシウムの分配比は2"Amのγ-放射能を測定して求めた。いずれのキレート系でも抽出種はAmA3(Aはキレート剤の陰イオン)のみであり,四塩化炭素溶媒でのキレートの分配係数(P麗)および安定度定数(β$)はそれぞれ,Am(TTA),について1。gPM=1.10,logβs=12,66,Am(Ox)8で1.75,22.O2-,およびAm(Cup)8で-〇.80,9.10を縛た。その他の溶媒でのP蟹値は各溶媒のPMβ9値から見積った。溶媒の変化にともなうPM値の変化を溶解度パラメーターを用いて説明した。これらのPM値の変化の規刷性はキレート剤の分配係数(Pi.IA)の場合と類似しており,溶媒の変化に対して,logPM=nlogPHA+c。nstantの直線関係を得た。

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© The Chemical Society of Japan
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