日本化学会誌
Print ISSN : 0369-4577
緑藻 Dunaliella sp. の増殖過程におけるヒ素取リ込みとその化学種
滝村 修山岡 到保
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1988 巻 (1988) 5 号 p. 819-822

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抄録

緑藻類 Decnaliella sp. による溶液中からのヒ素の回収を目的として, その増殖期にヒ酸塩を添加してヒ素蓄積量とその化学種について調べた。Dunaliella sp. の生育阻害がヒ素添加後 2~3 日間認められるが, ふたたび細飽増殖が認められた。Dacnagiella sp. のヒ素蓄積量はヒ素添加後 6~20 時間に最大を示し, 対数増殖期の細胞がもっとも高かった。その後, 細胞中ヒ素含有量は減少した。ヒ素蓄積量はヒ素濃度 1.0~100mg・l-1範囲内で濃度の増加にともない増加した。細胞中に蓄積されたヒ素は, 大部分無機態ヒ素 (五価) の形で, 一部, 無機態ヒ素 (三価) および有機態ヒ素の形で存在した。

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© The Chemical Society of Japan
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