認知神経科学
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シンポジウムIII 認知神経科学によるフィールドアプローチ-障害児者の早期発見と介入の試み
精神障害からの主体的回復とリハビリテーション
水野 恵理子
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2017 年 19 巻 1 号 p. 26-32

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抄録

【要旨】WHOの統計によると、現代は4人に1人は一生のうちに何らかの精神疾患を患う時代であり、精神医療福祉は、施設ケアから地域ケアへの移行が進められている。精神科入院患者の6割を占める統合失調症の中核症状の一つは、認知機能障害であり、様々な生活のしづらさが生じる。統合失調症はその人を圧倒する勢いをもつかのようにみなされる傾向があるが、彼らは現実的な目標や希望をもち、日々模索しながらより良く生きる努力をしている者は多い。本人の自覚が問われる病気・障害からの回復を支えるための精神科リハビリテーションの一層の充実化が求められる。

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© 2017 認知神経科学会
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