健康医学
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人間ドックにおける肥満の判定―BMIと体脂肪率併用による検討―
笹森 斉須澤 満鈴木 康之遠藤 和弥矢野 方夫玉置 昭英渡部 紳一郎笹森 典雄
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キーワード: 体脂肪率, 肥満判定, 性差
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2002 年 17 巻 2 号 p. 141-146

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抄録

日本肥満学会は,1999年にBMIによる肥満の基準を改訂した。従来はBMI26.4以上を肥満としたが,新基準は25.0以上が肥満であり,その影響を調査した。その結果,肥満者は旧基準で15.2%に対し,新基準では28.0%に増加していることが判明した。当センターでは,BMI(新基準)と体脂肪率の併用により肥満のタイプ別判定を行っている。男性では両者共に高い“真性肥満” が20.2%,BMIのみが高い“みかけ肥満” が11.3%,体脂肪率のみが高い“かくれ肥満” は9.3%の順であった。
女性は,“ かくれ肥満” が17.0%と最も多く,次いで“真性肥満” は14.9%で,男性に多い“みかけ肥満” は僅か1.4%である。
性別の肥満タイプの違いとその臨床的意義については,今後検討を行い報告の予定である。

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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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