人間生活工学
Online ISSN : 2434-6349
Print ISSN : 1345-8051
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簡易3D計測による筆記具の持ち方の分類
前川 正実山田 弥穂
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2021 年 22 巻 1 号 p. 50-55

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抄録

筆記具を持つ手のかたちの3Dデータを3Dスキャナで取得し,これを3D-CADで簡易計測したデータから筆記具の持ち方の分類を行った.右利きの29 人から得た計測データを階層クラスタ分析し,結果として4種類への分類がなされた.各クラスタの特徴は次のとおりである.第一クラスタはペンをやや高い位置で持ち,母指と示指の高さが離れる傾向がある.第二クラスタはペンを低い位置で持ち,母指と示指の位置が近い傾向がある.第三クラスタは第二クラスタに似るが,母指が伸び,示指の近位指節骨間関節(PIP 関節)より先の部分全体がペン軸に接する傾向がある.第四クラスタは示指と母指の位置が高く,母指は指節骨間関節(IP 関節)から付け根の部位でペンを支えており,示指の屈曲が大きい傾向がある.

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© 2021 一般社団法人人間生活工学研究センター
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