西日本皮膚科
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研究
新生児の皮膚変化にかんする研究
斎藤 蓉子
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1975 年 37 巻 4 号 p. 579-590

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抄録

1,300例の新生児にみられた皮膚変化についてその発生頻度, 初発日令, 経過日数あるいは発生率と児および母体の諸条件との関連性を推計学的に調査した。その結果, (1)もつとも早い初発日令の平均は紫斑, 鼻皮脂, 処女膜ポリープで0.9日, もつとも遅いのは水晶様汗疹の5.4日である。(2)平均経過日数は中毒性紅斑が2.0日ともつとも短く, 鼻皮脂の8.4日がもつとも長い。(3)早産児では中毒性紅斑, 斑状紅斑, 点状紅斑, 鱗屑, 粃糠疹, 網状皮斑の発生率が正期分娩児に比して低く, 推計学的に有意差がみとめられた。(4)すべての皮疹は糜爛をともなう肛囲皮膚炎をのぞき, 外用療法は不要である。

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© 1975 日本皮膚科学会西部支部
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