岡山大学医学部皮膚科教室
高松赤十字病院皮膚科
1980 年 42 巻 2 号 p. 223-228
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臨床上陰茎結核疹と考えられる5例を報告した。うち4例は組織学的に非定型的であつたが, 1例に類上皮細胞性肉芽腫の典型像がみられた。症例1では丸山ワクチンが, 症例3ではINAH, rifampicinが, 症例5ではINAHがそれぞれ奏効したと考えられた。なお本疾患の診断に際し, その臨床所見と経過が重要であることを述べ, その病因として非結核性のものも考慮すべきことにふれた。
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