西日本皮膚科
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研究
外用コルチコステロイド経皮吸収による副腎皮質機能抑制の検討
—0.1% Halcinonide 軟膏単純塗布の場合—
阿曽 三樹島雄 周平井上 多栄子田中 敬子清水 康之三原 基之河本 裕子
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1980 年 42 巻 3 号 p. 448-454

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抄録

各種の皮膚疾患患者5例に0.1% halcinonide軟膏を20∼40g/日単純塗布し, 血清11-OHCS値, 尿中17-OHCS値, 末梢循環好酸球数および血糖値を測定した。結果は1) 血清11-OHCS値は4例で明らかに低下した。2) 尿中17-OHCS値は1例で軽度減少, 1例で軽度上昇傾向を認めた。3) 末梢循環好酸球数は2例で著明に減少した。4) 血糖値は2例で上昇傾向を認めた。5) 臨床効果は従来の強いコルチコステロイド外用剤とほぼ同程度と思われた。以上の結果より, 0.1% halcinonide軟膏を20∼40g/日単純塗布した場合, 強い副腎皮質機能抑制がおこるが, 臨床効果と同様, 従来の強いコルチコステロイド外用剤とほぼ同程度であると考えられた。

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© 1980 日本皮膚科学会西部支部
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