熊本大学医学部皮膚科教室
麻生飯塚病院皮膚科
1981 年 43 巻 2 号 p. 242-246
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高令者(50∼89才)で遅延型皮膚反応(PPDおよびCandidaエキス皮内反応とDNCB皮膚貼布試験)を行ない,非特異的細胞性免疫能を,若年者(18∼29才)を対照として検討した。結果はPPD皮内反応では加令の影響は認めなかつたが,Candida皮内反応では60才以降で低下し,DNCB貼布試験では高令者全体で有意の低下が認められ,加令による細胞性免疫能は抗原認識相がまず障害され,反応相がついで障害される可能性を示唆するものと考えた。
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