西日本皮膚科
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症例
巨大なCirsoid Aneurysm
平井 玲子岸本 武大熊 守也手塚 正上石 弘
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1981 年 43 巻 3 号 p. 394-397

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抄録

43才男子の頭部右半を覆う巨大なcirsoid aneurysmの1例を報告した。この拍動性腫瘤は,10年前主栄養動脈である右後頭動脈を結紮,一時退縮したが,徐々に再燃増大したものである。Angiographyでは,左後頭動脈が拡張,蛇行し,正中部を越えてangiomatous lesionを形成していた。治療は,左外頸動脈および周囲からの輸入動脈を数回に分けて結紮し,腫瘤を全剔した。組織所見では,真皮上層より筋層におよぶ著しい血管新生像と内弾性板および壁の厚さの不規則な奇型血管の集塊から成る。術後1年で腫瘤が再燃し,angiographyで右甲状頸動脈由来の異常血管が主栄養動脈と確認されたので,これを結紮し腫瘤を全剔した。

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© 1981 日本皮膚科学会西部支部
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