熊本大学医学部皮膚科教室
1983 年 45 巻 3 号 p. 397-402
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5才時に右下肢に熱傷をうけ, 35年後に瘢痕部より有棘細胞癌が発生した40才男子例を報告した。きわめて早期よりリンパ行性, ならびに血行性転移巣を形成した。末期に著明な高Ca血症および顆粒球増多症を呈した。ホルモン産生腫瘍が示唆されたが血清, 尿での副甲状腺ホルモン, colony stimulating factorは有意の上昇は示さなかつた。各種治療に対し抵抗性で死の転帰をとつた。
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