西日本皮膚科
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症例
Sweet症候群(Acute Febrile Neutrophilic Dermatosis)の2例
—とくに治療および帰属について—
芦澤 かがり小玉 肇福代 新治西本 正賢
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1983 年 45 巻 6 号 p. 982-986

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抄録

46才女子および65才女子2例のSweet症候群を報告した。2例とも顔面, 前胸部, 背部正中あるいは下腹部に有痛性隆起性紅斑が, また四肢では結節性紅斑が認められた。臨床検査成績では発熱, 好中球増多, 血沈亢進, CRP 陽性を認めた。組織像では, 真皮に核破壊をともなう好中球の稠密な浸潤と浮腫が認められた。2例とも抗生剤では症状が軽快せず, 第1例にはDDSを第2例にはヨードカリを投与し, 2例とも著効が得られた。投与中止後も再発はみられない。なお第2例には子宮頸癌が先行していた。Sweet症候群は臨床像, 組織像および治療に対する反応の点より, 結節性紅斑の範疇に入る疾患であると考える。

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© 1983 日本皮膚科学会西部支部
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