九州大学医学部皮膚科教室
1984 年 46 巻 3 号 p. 752-755
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天疱瘡患者2例の水疱液を採取し, Boyden chamber法を用いて好酸球遊走活性を測定し, 水疱性類天疱瘡患者のそれと比較検討した。その結果, 両疾患はほぼ同程度の好酸球遊走活性を示し, 濃度依存性であつた。Sephadex G-25カラムクロマトグラフィーで分画すると, 天疱瘡水疱液ではビタミンB12マーカーよりやや分子量の大きい分画に活性のピークがみとめられた。この好酸球遊走活性物質はECF-Aとは異なる物質であろうと推測された。
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