西日本皮膚科
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研究
抗Actin抗体による正常皮膚および腫瘍組織の検討
II. 脂漏性角化症の組織型との関連について
原 紀正麻上 千鳥原 曜子白石 達雄藤田 英輔
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1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 184-187

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抄録

脂漏性角化症のactin分布を抗actin抗体を用いた蛍光抗体間接法により観察し以下の結果を得た。1) 脂漏性角化症のbasaloid cellでは, 組織型にかかわらず19例全例に陽性蛍光が認められた。2) Squamous cellで陽性蛍光の認められたのは19例中6例であり, いずれも網状型に属していた。3) Squamous cellの陽性蛍光は角層に近づくにつれて減弱する傾向が認められた。4) Squamous cellでのactin分布の差は角化傾向やbasaloid cellの増殖に関連するものではないと考えられた。

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© 1984 日本皮膚科学会西部支部
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