西日本皮膚科
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治療
敗血症を併発した水疱症
臼田 俊和滝 正深谷 嘉英井沢 洋平
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1985 年 47 巻 2 号 p. 342-346

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抄録

副腎皮質ホルモン剤の出現によつて種々の皮膚疾患の治療法は大きく変貌し, 天疱瘡群や類天疱瘡の予後も大幅に改善された。しかしステロイド療法中に生じる感染症は, 宿主の免疫能低下状態に加え, 薬剤耐性菌による場合も多く, 抗生物質の選択は予後を左右する重要なポイントとなる。今回われわれは, 57才女子の尋常天疱瘡例, 83才男子の水疱性類天疱瘡例のステロイド療法中に生じた敗血症に対してcefmetazole(セフメタゾン)が著効を呈した症例を経験したので報告した。

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© 1985 日本皮膚科学会西部支部
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