1985 年 47 巻 5 号 p. 849-852
35才男子, 35才男子, 3才女児, 48才女子のpiezogenic pedal papules(以下PPPと略記)の4例を報告した。症例1は体重増加が認められるころより症状が顕著となり, 疼痛を伴うようになつた。症例2, 3は父娘の例であり, ともに疼痛は認められなかつた。また症例3は, 3才女児例で今までの報告では最年少であつた。症例4は, 偶然PPPを指摘された症例で生検を行つた。併せてPPPの臨床病理学的概念について文献的考察を行つた。