島根医科大学皮膚科教室
島根医科大学第二環境保健学教室
1986 年 48 巻 2 号 p. 244-247
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5才女児にみられたマダニ咬着の1例を報告した。右耳介後部に咬着した虫体を, 周囲の皮膚とともに摘除することにより治療した。摘除後当分の間, 局所および全身状態を観察したが, 伝染病に感染しているとは思われなかつた。虫体の特徴から, 本症例はタネガタマダニによるものであり, この種のマダニによるものとしては, 西日本地区における第6例目と考えられた。マダニについてその分類および疫学について述べた。
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