西日本皮膚科
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症例
尿道狭窄を合併した軽症汎発性萎縮型表皮水疱症
一木 幹生蜂須賀 裕志笹井 陽一郎
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1987 年 49 巻 5 号 p. 837-840

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抄録

尿道狭窄を併発した軽症汎発性萎縮型表皮水疱症の1例を報告した。症例は27才男子で, 生後間もなくより全身に水疱が出没し, しだいに爪変形や嗄声をきたし, またときに排尿困難がみられた。水疱はときに萎縮性局面をのこすが, 瘢痕や稗粒腫をのこさない。病理組織学的には水疱は表皮下に存し, 電顕的には基底細胞の細胞膜と基底板との間にみられた。尿道造影および尿道鏡による検索では後部尿道に狭窄および糜爛をみとめ, 喉頭ファイバースコープにより喉頭横隔膜症が観察された。

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© 1987 日本皮膚科学会西部支部
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