島根医科大学皮膚科教室
島根医科大学耳鼻咽喉科教室
1988 年 50 巻 1 号 p. 103-107
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慢性扁桃炎がみられた掌蹠膿疱症の患者に口蓋扁桃摘出術(扁摘)を行い, その有効性を検討した結果, 次のような成績をえた。 1) 扁摘の有効率は100%であつた。 2) 膿栓を有した埋没型扁桃と前口蓋弓の発赤がみられた症例の予後は良好であつた。 3) 術前における予後判定は, 扁桃誘発試験とインプレトール打ち消し試験の総合判定によるのがよく, ASOを初めとする一般血液検査は指標になりにくいと思われた。 4) 発症から扁摘までの期間が短いものほど治癒までの期間が短い傾向がみられた。
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