西日本皮膚科
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症例
耐性黄色ブドウ球菌の混合感染を伴つた顔面丹毒
武藤 正彦西村 正幸木村 秀人
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1988 年 50 巻 2 号 p. 227-229

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抄録

13才女児にみられた溶連菌による顔面丹毒の1例を報告した。病巣部より黄色ブドウ球菌が検出され混合感染と考えられた。丹毒では文献的にも黄色ブドウ球菌の混合感染が少なからず観察されているので治療にはβ-ラクタマーゼ耐性の抗生物質を使用した方がよいと考える。

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© 1988 日本皮膚科学会西部支部
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