西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
治療
マイコスポールクリームおよびマイコスポール液による表在性白癬の治療
三上 幸子三橋 善比古
著者情報
ジャーナル 認証あり

1988 年 50 巻 6 号 p. 1124-1128

詳細
抄録

体部白癬4例, 股部白癬1例, 足白癬35例の計40例に1%ビフォナゾール含有クリームおよび液の1日1回単純塗布による外用療法を行つた。その結果, 有効率(著効+有効)は, クリームでは体部白癬100.0%, 足白癬94.1%, 全体で95.0%, 液では, 体部白癬100.0%, 股部白癬100.0%, 足白癬83.3%, 全体で85.0%であり, その有用率は, 体部·股部白癬100%, 足白癬88.6%(クリーム94.1%, 液83.3%)と良好な治療成績を得, 1日1回外用の有用性を裏付けるものであつた。また, 全例において副作用を認めず, 安全性の高い優れた外用抗白癬剤であると考えられた。

著者関連情報
© 1988 日本皮膚科学会西部支部
前の記事 次の記事
feedback
Top