西日本皮膚科
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治療
帯状疱疹後神経痛に対する近赤外線療法の効果
菅野 聖逸大城戸 宗男実川 久美子安西 喬
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1989 年 51 巻 4 号 p. 810-813

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抄録

帯状疱疹患者の10%に皮疹治癒後も持続性神経痛(帯状疱疹後神経痛: post herpetic neuralgia, 以下PHNと略す)が残るといわれている。今回われわれはPHN患者64例に対し近赤外線療法を行つた。その結果, 照射直後では64例中39例(60.9%)に有効(疼痛改善率20%以上), 無効のもの(疼痛改善率10%以下)は19例(29.7%), 不明のもの4例(6%), 増悪したもの2例(3%)であつた。照射24時間後では, 64例中12例(18.8%)のみに改善率が持続した。なお, 副作用は認められなかつたので, PHN治療の一助となるかとも思い, ここに報告する。

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© 1989 日本皮膚科学会西部支部
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