西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
症例
リウマチ様関節炎およびリウマチ性強膜炎·ぶどう膜炎を伴つた壊疽性膿皮症
蒲沢 ゆき久野 芳範神崎 保二村 健一湯口 幹典
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52 巻 (1990) 3 号 p. 500-502

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抄録

43歳女子。33歳からリウマチ様関節炎を発症した。その後35歳時に左眼リウマチ性強膜炎を発症し視力予後も悪く, 疼痛強度のため38歳時に左眼の眼球摘出術を受けた。さらに, 38歳時に右眼にリウマチ性ぶどう膜炎を発症, 以後プレドニソロン内服による維持療法を受けている。42歳時に両足関節に膿疱が出現し, 穿掘性難治性潰瘍となつたが潰瘍部における細菌および真菌培養は陰性であつた。Disodium cromoglycateの外用治療を行い潰瘍は3ヵ月で治癒した。壊疽性膿皮症の合併症としてリウマチ様関節炎は比較的珍しく, また眼病変を伴うものは大変少ない。強膜炎の組織像と皮膚の病変部の組織像は類似しており同一の起源を持つと考えられた。本症例ではdisodium cromoglycateの外用療法は効果があるとの感触を得た。

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© 1990 日本皮膚科学会西部支部
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