52 巻 (1990) 4 号 p. 717-721
各種皮膚疾患の培養線維芽細胞の集団倍加時間を異なる2種の方法で測定した。1つは3H-チミジンを細胞に取り込ませた, オートラジオグラフィーによる標識率などから集団倍加時間を求める方法であり, 他方は培養細胞数を経時的に測定し, 電算機にて増殖曲線の回帰式を作成して求める方法である。これらの2種の方法を比較検討したところ, それぞれの方法で求めた同系統の細胞の集団倍加時間には密接な相関関係が認められ, 電算機を用いて算定する方法も十分に信頼できる方法であることが証明された。