西日本皮膚科
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症例
重症型皮膚筋炎
—光線過敏性皮膚炎で発症し, ステロイドパルス療法を行つた1例—
河原 謙一青山 文代上田 恵一
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1990 年 52 巻 5 号 p. 917-922

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抄録

63歳女子。日光露出部の浮腫性紅斑と筋力低下を主訴として受診した。プレドニゾロン60mgの投与で臨床所見の改善をみたが, 20mgに減量後再燃した。プレドニゾロンを増量後も全身症状の悪化を認めたため, パルス療法を行い, 臨床所見の改善をみた。約4ヵ月後50mgに減量し, 再び再燃したため, 再度パルス療法を施行した。浮腫性紅斑は改善したが血小板の低下, 下血, 血尿が続き, 血小板輪血を行つたがDIC状態になり, 腎不全, 肺浮腫により死亡した。経過中の検索, また剖検によつても悪性腫瘍は認められなかつた。

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© 1990 日本皮膚科学会西部支部
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