西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
症例
糖尿病患者にみられたカポシ肉腫
馬場 堯加藤 晴久濱田 稔夫関 淳一小林 庸次
著者情報
ジャーナル 認証あり

53 巻 (1991) 3 号 p. 520-524

詳細
PDFをダウンロード (1600K) 発行機関連絡先
抄録

糖尿病患者にみられたカポシ肉腫を報告した。患者は69歳男子。1982年頃に右足踵から足底にかけて, 紅色∼暗赤色の丘疹, 小結節が出現し, 徐々に増数増大, 疼痛を伴うようになってきた。組織学的にカポシ肉腫と診断され, 5年後には左足, 両手にも皮疹が出現した。糖尿病に対して, インスリン, 経口血糖降下剤投与を行い, さらにアクチノマイシンD, ビンクリスチンによる化学療法を行ったが, 発病約5年後に消化管出血のために死亡した。剖検では, 消化管, 副腎, 横隔膜, リンパ節など多臓器にカポシ肉腫が認められた。

著者関連情報
© 1991 日本皮膚科学会西部支部
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top