西日本皮膚科
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症例
スプロフェン軟膏による光接触皮膚炎
車地 祐子大城 由香子宮元 千寿加藤 卓朗西岡 清
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53 巻 (1991) 4 号 p. 689-694

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抄録

スプロフェン軟膏による光接触皮膚炎の5例を報告した。症例は女子4例, 男子1例, その原疾患はアトピー性皮膚炎3例, 接触皮膚炎2例で, 外用開始後2週∼3ヵ月で発症した。UVA6J/cm2照射による光パッチテストでスプロフェン濃度0.01%まで陽性, 約2/3MEDのUVB照射による光パッチテストでも濃度0.1%まで陽性であった。また可視光では陰性であったことより, その作用波長はUVAを主体とし, UVBに及ぶ領域にあると考えられた。また潜伏期間, 光パッチテストの結果より光アレルギー性機序が推測された。他の非ステロイド抗炎症剤を用いた光パッチテストで, 全例チアプロフェン酸に対しても陽性を呈したことから, スプロフェンとチアプロフェン酸の交差感作が示唆された。

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© 1991 日本皮膚科学会西部支部
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