西日本皮膚科
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治療
白癬治療におけるBifonazole 1%クリーム剤および液剤の有用性の検討
北村 忠兵衛金子 修竹島 真徳阿部 稔彦
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1991 年 53 巻 5 号 p. 1054-1060

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抄録

Bifonazole 1%クリーム剤および液剤を用い, 浅在性白癬患者を対象に一般臨床試験を実施した。有効性解析対象64例(クリーム剤33例, 液剤31例)における, 最終観察日(足白癬では試験開始4週後, 股部および体部白癬では2週後)の治療効果をみると, 真菌学的効果はクリーム剤で100%, 液剤で96.8%の菌陰性化率, 皮膚症状改善度は両剤型ともに100%の改善率, さらに総合臨床効果ではクリーム剤100%, 液剤96.8%の有効率であった。安全性解析対象は68例で, 副作用所見は何ら認められなかった。また臨床検査を試験開始前·後に実施した12例ともいずれの検査項目にも異常変動はみられなかった。有用性解析対象64例(クリーム剤33例, 液剤31例)における本剤の有用性評価は, クリーム剤100%, 液剤96.8%の有用率であった。最終観察日に被験者より調査した本剤塗擦部の使用感は, 両剤型ともに全例が「良好」以上との判定であった。以上の成績より, bifonazoleはクリーム剤, 液剤ともに浅在性皮膚白癬に優れた治療効果を示しかつ高い安全性を有することが確認された。

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© 1991 日本皮膚科学会西部支部
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