広島赤十字原爆病院皮膚科
1991 年 53 巻 5 号 p. 951-955
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顔面, 四肢に生じたSweet症候群とほぼ同時期に急性骨髄性白血病(AML)と診断された46歳女子例を報告した。右頬部, 左第2指, 右前腕, 両下肢に有痛性の浸潤性隆起性紅斑ないしは多形紅斑様皮疹を認めた。組織学的には, 好中球を含んだ表皮下水疱, 真皮浅層∼中層の瀰漫性の好中球浸潤がみられた。化学療法によりAMLの血液学的所見が改善するにしたがって皮疹も消退していったが, AMLの再燃に伴ってSweet症候群も再発した。
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