西日本皮膚科
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症例
顔面, 頸部にEpidermal Cystを多発したBourneville-Pringle母斑症
矢野 光政大野 まさき西本 勝太郎
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1991 年 53 巻 5 号 p. 969-973

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抄録

66歳男子の顔面, 頸部にepidermal cystを多発したBourneville-Pringle母斑症の1例を報告した。家族内には同症はなく, 既往歴では痙攣発作, 知能障害も認めなかった。皮膚科的には, epidermal cystの他顔面のいわゆる脂腺腫, 頸部から項部にかけての懸垂性軟属腫, 左右上腕などの葉状白斑, 爪縁部のいわゆるKoenen腫瘍を認めた。その他, 良性の肺腫瘍, 側脳室石灰化, 両側腎の嚢腫, 左腎のangiomyolipomaが見出だされた。本症の本邦皮膚科医による過去10年間の報告例は文献上51例であったが, epidermal cyst合併の記載は自験例のほか1例のみであった。

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© 1991 日本皮膚科学会西部支部
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