西日本皮膚科
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治療
皮膚真菌症に対するMT-861の臨床効果
MT-861研究班
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1991 年 53 巻 6 号 p. 1288-1296

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抄録

新たに開発された外用抗真菌剤MT-861(一般名: amorolfine hydrochloride)の0.5%クリーム剤の皮膚真菌症に対する有効性および安全性を検討する目的で, 全国25施設からなる研究班を結成し, 後期第二相臨床試験を実施した。皮膚所見ならびに菌検査の結果を考慮した最終総合判定の有効率は足白癬76.9%, 手白癬86.1%, 体部白癬87.2%, 股部白癬92.9%, 間擦疹型皮膚カンジダ症89.5%, カンジダ性指間びらん症88.9%, カンジダ性爪囲炎73.7%, 癜風89.3%であった。副作用は612例中9例1.47%に認められ, うち6例は薬剤投与を中止したが, 他剤に変更など適当な処置により軽快, 消失した。有用率は足白癬77.0%, 手白癬88.9%, 体部白癬88.3%, 股部白癬91.5%, 間擦疹型皮膚カンジダ症89.5%, カンジダ性指間びらん症88.9%, カンジダ性爪囲炎73.7%, 癜風89.3%であった。以上により, MT-861 0.5%クリーム剤は皮膚真菌症に対し有用な薬剤と考えられた。

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© 1991 日本皮膚科学会西部支部
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