新潟大学医学部皮膚科学教室
1992 年 54 巻 2 号 p. 303-307
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11歳女児。7歳頃より頭髪が縮毛状となった。走査型電顕による観察で捻転毛と診断した。さらに, 毛髪より毛ケラチン蛋白を抽出し, 二次元ポリアクリルアミドゲル電気泳動で分析した。その結果, ケラチン線維蛋白には異常を認めないが, 線維間物質でありhigh-sulfur proteinと呼ばれる毛基質蛋白の一部に泳動像の異常を認めた。
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