国立熊本病院皮膚科
国立療養所菊池恵楓園
1992 年 54 巻 3 号 p. 463-467
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55歳女子の尋常性乾癬の経過中に原発性胆汁性肝硬変を合併した1例を報告した。尋常性乾癬に対し, エトレチナートにて治療中, 肝機能異常(トランスアミナーゼより, ALP, LAP, γ-GTP等の胆道系酵素優位の上昇)が出現した。抗ミトコンドリア抗体陽性にて内科に転科後, 肝生検にて慢性非化膿性破壊性胆管炎の所見を認め原発性胆汁性肝硬変と診断された。検索し得た限りでは, 両疾患の合併の報告は認められなかった。
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