西日本皮膚科
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治療
テルビナフィンが有効と思われたクロモミコーシス
平松 正浩龍野 佐知子野口 俊彦加藤 一郎向井 秀樹田沼 弘之
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1994 年 56 巻 3 号 p. 538-541

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抄録

38歳の男性の臀部に生じたFonsecaea pedrosoiによるクロモミコーシスの1例を報告した。20年前の外傷の既往後に左臀部に境界明瞭な紅色局面が存在。5-FC 9g/日内服, 温熱療法により治療。順調に軽快するも投与22日目に全身症状を伴った紅斑を全身に生じた。パッチテスト, DLSTとも陽性で5-FCによる薬疹と診断, 以後5-FC投与断念しテルビナフィン125mg/日投与にきりかえた。投与7週で紅色局面は扁平化するも250mg/日へ増量, 投与後14週で略治した。しかし, 19週後, 一部に再発がみられ, 温熱療法を併用, 21週目には略治した。

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© 1994 日本皮膚科学会西部支部
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